hearken unto - めらみぽっぷ.mp3

hearken unto - めらみぽっぷ.mp3
[00:02.182]きいている きいている きい...
[00:02.182]きいている きいている きいている
[00:09.339]おまえだけが このこえを ききとどける
[00:17.777]
[00:31.831]なまえをもたぬもの
[00:35.383]かたちのしれぬもの
[00:38.910]すがたのみえぬもの
[00:42.515]そのこえはかすかに
[00:46.015]
[00:46.093]風に舞われる砂埃
[00:47.504]その砂礫の一つに至るまで
[00:49.437]
[00:49.542]赤く燃え上がる炎
[00:51.057]その火の粉の一つに至るまで
[00:52.964]
[00:53.042]空より降しきる雨粒
[00:54.583]そのしぶきの一つに至るまで
[00:56.542]
[00:56.621]重なり影を為す木叢
[00:58.162]その葉擦れの一つに至るまで
[01:00.095]
[01:00.147]大地の奥底深くから
[01:01.636]夢幻の空の果てに至るまで
[01:03.622]
[01:03.700]色濃き夜の静寂から
[01:05.267]未明(あさあけ)の彩に至るまで
[01:07.044]
[01:07.096]馴染みに踏める往還から
[01:08.794]未踏の地平に至るまで
[01:10.649]
[01:10.753]ありとあらゆる一切具象
[01:12.373]その万の全てに至るまで
[01:14.358]
[01:14.462]さあ少女よ
[01:16.448]空のまま どこまでも 耳すませば
[01:21.542]かそけくも たしかにささやく
[01:28.569]
[01:28.647]さあ少女よ
[01:30.606]幻想郷(このせかい)に 独りきりで立つ
[01:34.916]永遠のおまえだからこそ
[01:41.708]
[01:41.813]きいている きいている きいている
[01:48.944]おまえだけが このこえを ききとどける
[01:55.997]
[01:56.128]ふりやまぬ あめのなか おまえはそっと
[02:03.181]ゆれている ゆれている そのこころだけ
[02:11.383]
[02:24.967]けして触れられない界に立って
[02:31.994]聖域は聖域の傍 その声を聴く
[02:38.969]
[02:39.021]だから
[02:39.857]どれほどの夜 越えていくとして
[02:46.936]どれほどの声 聞くのだろう
[02:53.597]
[02:53.728]そう
[02:54.120]おまえがいつか仰ぎ見た
[02:55.530]あの雲居の花のひとつまで
[02:57.411]
[02:57.489]おまえがいつか駆け抜けた
[02:58.978]あの石畳のひとつまで
[03:00.990]
[03:01.094]おまえがいつか黄昏れた
[03:02.662]あの夕日の影のひとつまで
[03:04.516]
[03:04.621]おまえがいつか涙した
[03:06.267]あの屍の塵のひとつまで
[03:10.107]
[03:14.417]いつだって 傍にいて それなのに
[03:21.339]その心 聞くものは いるのだろうか
[03:28.444]
[03:28.549]哀しみも 苦しみも 嘆きさえも
[03:35.628]聞かれない それならば 存在り(あり)はしないのか
[03:42.707]
[03:42.812]きいている きいている きいている
[03:49.813]おまえだけが このこえを ききとどける
[03:56.892]
[03:56.970]ふきすさぶ かぜのなか おまえはきっと
[04:03.867]もえている もえている そのこころだけ
展开